データ駆動型投資ブログ

株式関連データの分析により巷に溢れる様々な投資手法の有効性を検証し、投資パフォーマンスの向上を目指します。

ブログの目的と前提

本ブログを始めるにあたってまず最初に、ブログの目的と、全ての記事の前提となる筆者の市場についての考え方を明確にしておきたいと思います。

ブログの目的

本ブログは、様々な投資手法(主に標準的ファイナンス理論から外れたアノマリー)について、データ分析を用いてその有効性を検証し、パフォーマンスの高い投資手法を確立することを目的としています。

ブログの前提

本ブログのすべての記事は、次のような筆者の市場についての考え方を前提としています。

  1. 効率的市場仮説・ランダムウォーク理論は概ね正しく市場を記述する:市場は全ての利用可能な情報を効率的に株価に反映し、結果として株価の変動はランダムなものとなる。従って、現時点で利用可能な情報に基づいて次の値動きを予測することはほとんどの場合不可能である。
  2. ただし、アノマリーは確かに存在する:効率的な市場における特殊な例外として、ある特定の条件を備えた株式の株価がある期間において特定方向に変動する確率が上がるような条件のパターン(アノマリー)は確かに存在する。(例:モメンタム効果やバリュー投資など)
  3. 分散投資によってリスクは緩和される:CAPMによる期待リターン・相関係数の算出は概ね正しく機能し、分散投資によるリスク緩和が可能である。また、リスクに対するリターンの比率は市場ポートフォリオが最大である。